飯田 淳 
創形美術学校校長
創形美術学校同窓会会報 (vol.19) 特集記事から
2008年4月
  
  
「新校長 飯田淳先生に聞く」
   
   ●創形とはいつ頃から関わるようになり、またそのきっかけは何だったのでしょうか?

1995年の春からです。当時の校長若尾真一郎氏に秋山孝氏の個展会場でナンパされたのがきっかけです。

デザイン科からお二人めの校長先生となられましたがどのような学校作りを目指していかれますか?

在校生、卒業生、職員、講師が誇りを持って「創形クリエイティブDNA」について語れる学校にしたいと思っています。

●学生募集においては、少子化とともに大変厳しい時代状況ですが、どのような対策を考えておられますか?

創形は、実力もあり、頭も良いし、ルックスもそこそこなのに「シャイで引っ込みじあんな青年」・・・そんなイメージでした。だからこそ、積極的に前に出て発言し、自身の魅力を広く世間にアッピールし、モテ系にイメチェンするのです。広告戦略を見直し、創形の力と魅力を外に向けて発信します。すると美術を志す者にとって憧れの学校に映ります。必ずモテます。シャイな青年から脱却し、「クリエイティブフェロモンむんむんの大人」になれば自然と学生は集まると確信しています。


●創形の他校との違いや独自性といえば、どのような点でしょうか?

教員、講師、事務職員、助手、すべての創形スタッフが現役のアーティストであるという事です。アーティストがアーティストを教え、鍛え、コーチとして育てている専門学校は他に無いと思います。

●創形は元々絵画と版画の学校であったことはご承知の通りですが、ファインアート科今までの教育方針に対する印象と、また今後のありかたをどうのように思われますか?

EYE、HAND&HEARTを、表現の柱と捉えて行こうと考えています。これらは、観て感じて、手で創る事。歴史ある創形ファインアート科の理念に通じるコンセプトだと思っています。

●卒業生と今の学校の繋がりをどのように築いていけば良いと考えておられますか?

創形美術学校は卒業生を誇りに思っています。我が子をほめるように自慢したいのです。親ばかでどこが悪い!と思っています。甘えて下さい。創形は卒業生を頼りにしているのです。

●その為に同窓会がどのような役割を果たせばよいとお考えでしょうか?

来年2009年で創形は40歳です。アーティストとしてはまだまだ若いお年頃です。これから、もっとアブラがのって良い仕事、作品を創って行くことでしょう。どうぞ、お力をお貸しください!時にはチアガール、応援団として声援を送ってください!

●最後に卒業生に期待することをエールも込めてお伝えください。

とても優秀なアーティストを数多く輩出している事はご存知と思います。その先輩に見習って、この世知辛い世の中を、「創形DNA」をもってしぶとく生き延びて行きましょう。後輩のご指導もよろしくお願いします。

●本日はどうもありがとうございました。
   
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