創形美術学校同窓会会報
SOKEI ACADEMY OF FINE ART & DESIGN
2008 (vol.19)
 特集 「新校長 飯田淳先生に聞く」

*創形とはいつ頃から関わるようになり、またそのきっかけは何だったのでしょうか?

1995年の春からです。
当時の校長若尾真一郎氏に秋山孝氏の個展会場でナンパされたのがきっかけです。

*デザイン科からお二人めの校長先生となられましたがどのような学校作りを目指していかれますか?

在校生、卒業生、職員、講師が誇りを持って「創形クリエイティブDNA」について語れる学校にしたいと思っています。


*学生募集においては、少子化とともに大変厳しい時代状況ですが、どのような対策を考えておられますか?

創形は、実力もあり、頭も良いし、ルックスもそこそこなのに「シャイで引っ込みじあんな青年」,,,そんなイメージでした。
だからこそ、積極的に前に出て発言し、自身の魅力を広く世間にアッピールし、モテ系にイメチェンするのです。広告戦略を見直し、創形の力と魅力を外に向けて発信します。すると美術を志す者にとって憧れの学校に映ります。必ずモテます。シャイな青年から脱却し、「クリエイティブフェロモンむんむんの大人」になれば自然と学生は集まると確信しています。


*創形の他校との違いや独自性といえば、どのような点でしょうか?

教員、講師、事務職員、助手、すべての創形スタッフが現役のアーティストであるという事です。
アーティストがアーティストを教え、鍛え、コーチとして育てている専門学校は他に無いと思います。


*創形は元々絵画と版画の学校であったことはご承知の通りですが、ファインアート科今までの教育方針に対する印象と、また今後のありかたをどうのように思われますか?


EYE,HAND&HEARTを表現の柱と捉えて行こうと考えています。
これらは、観て感じて、手で創る事。歴史ある創形ファインアート科の理念に通じるコンセプトだと思っています。

*卒業生と今の学校の繋がりをどのように築いていけば良いと考えておられますか?

創形美術学校は卒業生を誇りに思っています。
我が子をほめるように自慢したいのです。親ばかでどこが悪い!と思っています。甘えて下さい。創形は卒業生を頼りにしているのです。

*その為に同窓会がどのような役割を果たせばよいとお考えでしょうか?

来年2009年で創形は40歳です。アーティストとしてはまだまだ若いお年頃です。
これから、もっとアブラがのって良い仕事、作品を創って行くことでしょう。どうぞ、お力をお貸しください!時にはチアガール、応援団として声援を送ってください!

*最後に卒業生に期待することをエールも込めてお伝えください。

とても優秀なアーティストを数多く輩出している事はご存知と思います。
その先輩に見習って、この世知辛い世の中を、「創形DNA」をもってしぶとく生き延びて行きましょう。後輩のご指導もよろしくお願いします。

*本日はどうもありがとうございました。

      

同窓会特別賞
  
    毎年恒例の同窓会会員の投票により選出される特別賞の選考が、3月8日卒業制作展会場にて行われ、以下の2名に決まりました。受賞者には賞状と副賞として賞金3万円が授与されました。
  

ビジュアルデザイン科
イラストレーション・絵本専攻

「IRO-IRO catalogue」
島崎有里

ファインアート科絵画専攻

「existence」
渡邊綾子
  
●埼玉支部主催「Branch Exh ibition 2007」が開催されました!
「Branch Exhibition 2007を終えて」
 (記 ファインアート科33期版画専攻 佐藤春名)
 寒い日が続きますが、少しずつ春の気配を感じる季節となりました。
昨年で埼玉支部のブランチ展も3回目となりました。毎年、継続してブランチ展が出来たのも、常に、周りの先頭に立ち、展覧会を仕切って下さった先輩方や、参加者の皆様の協力があったからこそです。本当に感謝しております。3回目のブランチ展は学校内のギャラリーでの展示だったので、オープニングパーティには先生方や学生の方々が見に来て下さり、和やかな雰囲気に包まれていました。毎回、色々な世代の卒業生が加わり、展覧会も新鮮で活気があります。その中で、お互いの作品の事や、学生時代の思い出話をしたりと充実した時間を過ごす事が出来ました。ひとつの展覧会をみんなで協力して創り上げて行く事は大変ですが、非常にやりがいがあり、展示が終わった後の達成感は何物にも代え難い喜びがありました。この様な経験を自分の創作活動に生かして精一杯がんばって行きたいです。
 今後もブランチ展が継続して何回も開催できる様に、周りの方々と力を合わせ、より良い展覧会にして行きたいと思います。又他の方々に少しでも、ブランチ展に興味を持って、ホームページを見たり、展覧会に足を運んで頂けたら嬉しいです。
                             
「Branch Exhibition 2008」参加者募集!
    (詳細はホームページを御覧下さい)
会 期:2008年12月1日(月)〜10日(水)
会 場:創形美術学校内「ガレリア・プント」
連絡先:〒350−1101 川越市的場2173―6 
     磯島 泰三(造形科5期生)
     Tel/Fax 049(232)2932
     URL http://www.geocities.jp/lostairmail/
     Email lostairmail694628@ybb.ne.jp
  
  
いわき支部発足
福島県の太平洋に開いた小名浜港や湯本温泉などで知られる「いわき市」をご存知ですか?田口安男先生をはじめとして多くの創形関係者が当地の出身です。今回造形科5期生の鈴木義則さんが支部を立ち上げました。いわき市および東北地方南部にお住まいの同窓生はぜひ連絡してみてください。詳細はいわき支部ホームページから。
                                   ( http://www.geocities.jp/sokeiobiwaki )
  
事務局からのお知らせ 
 
同窓会ホームページのアドレスが変更されました!
プロバイダ変更およびドメイン取得にともない同窓会本部ホームページのアドレスが下記に変わりました。サービス内容もより充実していきますので、これからもよろしくお願い申し上げます。

                       http://www.sokei-ob.com

●卒業生名簿の発行を終了致します。
このたび、1994年の初版以来、5年毎に発行してきました卒業生名簿の発行を2007年度版をもって終了致します。これは個人情報保護法により印刷物としての発行が難しくなった為です。何卒ご了承ください。今後は卒業生全員にIDとパスワードを送付し、それぞれがホームページ上から住所の変更、確認等をできるように致します。

また、他の卒業生の住所、氏名が展覧会の案内の送付等に必要な場合は、添付用のラベルシートに印刷した形で有償にてお渡しすることになる予定です。2012年頃をめどに移行する予定ですので、それまでは2007年度版卒業生名簿をご活用ください。必要な方は事務局までご連絡ください。 *一部1000円(送料別)
メルマガ配信開始
新たなサービスとして、この春から「創形美術学校同窓会メールマガジン」をすでに配信開始しています。月2回位の割合で充実した配信を目指しておりますので、皆様からの情報をひろく募集しています。展覧会DM情報、クラス会通知、イヴェント情報など…何でもお寄せ下さい。
特に展覧会情報には後日の会場取材など、力を入れて対応したいと思いますのでぜひ担当者までDMを郵送してください。
                送付先 〒350-1101川越市的場2173-6 磯島泰三
                          ( isojima-t@sokei-ob.com )

またできるだけ多くの方々に配信したいと思いますので、メールアドレスの登録の方もよろしくお願い致します。(登録は同窓会本部ホームページから。) 購読は無料、携帯にも配信可能です。
●絵画教室フォーラム(仮称)
   子供や成人を対象にした「絵画教室」「アトリエ」「工房」などを経営しておられる同窓生は多いことでしょう。そんな方々に情報交換の場を提供することを目指して、「絵画教室フォーラム(仮称)」を新設しました。「絵画教室」「アトリエ」「工房」などの紹介ページもありますので奮って情報をお寄せ下さい。

                送付先 〒350-1101川越市的場2173-6 磯島泰三
                          ( isojima-t@sokei-ob.com )

  
   
SOKEIクリエーターズ・ファイル
すでに作家情報を登録された同窓生の数も徐々に増えています。登録無料ですのでぜひ御利用ください。また個人ホームページをお持ちの方々もぜひ知らせてください。リンクを貼らせて頂きます。

以上、ホームページ管理者へのメールには、件名に必ず「卒業科、期、氏名」を記入してください。迷惑メールが増えていますのでよろしく御協力お願い申し上げます。

 
同窓会展
『宮島美穂子展』

7月8日(火)〜19日(土)
   日曜休廊
 於 創形美術学校内
   ガレリア・プント


宮島美穂子

ファインアート科絵画造形専攻
30期・2001年卒業

「暗夜夢奏」

F100号 2003年
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