創形美術学校特別講義

<写実、写生、写真>

 いっけん「写実」の極致のように見える蓜島正雄氏の作品・・・。だが氏の作品は通常の意味で「写実」と呼べるものだろうか?その問に答えるために、氏は美術史に於ける「写実」の系譜学から説き起こす。そして画家が物を「見ながら」描こうとするときに起こるさまざまなパラドックス・・・。蓜島氏の導きによって我々はそのことに気付かされ、改めて「描くこと」の意味について思いをめぐらせる。
(磯島)
日時:2010年6月26日(土)午後1時~
場所:創形美術学校講義室
   
講師:蓜島正雄氏(造形科2期生)
1973年 創形美術学校造形科卒業。渡仏。
1980年 パリ国立美術学校卒業。
現  在 パリ、オペラ座通りに住み精力的に活躍中。
  
   
  
飯田校長先生による講師紹介
作品画像を見せながらていねいに説き起こす 氏が持参された水彩作品を鑑賞
  
  
  
  蓜島氏夫人 
講義の後、校内でパーティが催された
  
 
   
      
「静物」油彩・キャンバス 150×150cm 1983年
   
戻る