◎東京小平市で「アトリエ・パンセ」(絵画造形教室)を主宰する造形科3期生の奈良幸子(幸琥)さんは、東日本大震災で被災した気仙沼の小学校に物資を届けるボランティを行いました。「アトリエ・パンセ ニュース」から、その時の報告文を転載させて頂きました。

    
   アトリエ・パンセ ニュース
  2011.5.4
気仙沼大島小学校へ行って来ました!!
   
 宮城県気仙沼市の沖にある大島小学校へ。4月30日の夜に車でアトリエを出発、5月1日早朝気仙沼着。午後のカーフェリーで大島へ渡りました。(帰宅は5月3日夜中の3時30分でした。)

 お届けしたのは、パンセのみんなで描いた「こいのぼり旗」「集めた画材」「カード入りTシャツ」です。休日だった為、教頭先生が出迎えて下さり、大変喜んでいただきました。「こいのぼり」は学校の多目的ホールの廊下にズラリと並べて展示、とてもにぎやかになりました。
  
  
  
(5月1日)
早朝に、気仙沼市に入り、地震と津波の爪あとを見た時は思わず「あ・・・・」と声が出てしまいました。・・・2日半ではありましたが、被災地に居て感じた事も多々あり、とても短い言葉では語れません・・・。これからパンセで皆と顔を会わせた時に少しずつ話をしたいと思います。ただ、現地の方々は皆元気でしたし、子ども達は明るい笑顔でした。かえって、私の方が力をもらって帰ってきました。
  
うれしい話

その1
持って行ったコイノボリの内、3年前に銀座まつりの時に用意した大きなものは、気仙沼の市役所を尋ね、災害対策本部に行き、お願いしたところ、市役所内のボランティアスペースに飾らせていただきました・・・。大きくカラフルな「こいのぼり」は現地の方に涙をもって喜ばれ、私もうれしかったです。

その2
私(奈良)の20年前に知り合っていた気仙沼大島の民宿の方々は、何と!!全員無事で、かえって私が尋ねた事をびっくりして、大歓迎を受けてしまい、疲れた私を休ませてくれ、帰りに菜の花のおひたしをいっぱ持たせてくれました!!